ハウスダスト のない家づくり

ハウスダストとは

ハウスダスト とは、家の中のホコリのことで、ペットなどの動物や人の皮膚(フケ)やカビ、ダニ、及び細菌などが混ざったもののことです。目に見えないけれど、常に部屋の中に舞っています。

ハウスダスト に反応して、アレルギーを発症されている方も少なくありません。ハウスダスト の対策には24時間計画換気設備の作り方が重要です。また、24時間計画換気の能力を発揮するためには一定の気密性能が必要です。

24時間計画換気 空気のきれいな家

昔の日本の建物は、すきま風が入りやすく自然に換気が行われていました。最近では、住宅の断熱性能・気密性能が向上してきて家に隙間が少なくなっています。冷暖房効果向上や省エネ向上、防音性の向上等、家が住みやすく快適になりましたが、空気の入替が少なくなり、空気環境が悪くなってきました。解消するためには、外気に左右されることなく家全体の計画的な換気が必要です。家全体で換気経路を計画し、24時間常に空気の入替を行います。

24時間計画換気の概要

調理器具や暖房器具、人の呼吸やたばこ等、日常生活で発生する汚染(?)された空気や水蒸気(湿気)をすみやかに排出することで、新鮮な空気が保たれ、澄み切った室内環境となります。24時間計画換気を設置した住宅では、室内の空気の質が大きく向上します。

さらに、換気をすることで、空気の滞留がなくなり結露の発生を抑えることができ、結露が原因で起こるカビの発生が少なくなり、カビをエサとしているダニの数の減少につながり、ハウスダストの減少につながります。

24時間計画換気イメージ図

24時間計画換気 のしくみ。ファン本体から各部屋へ延びたダクトで、家中の空気を計画的に排気します。ゆっくりと換気するので風を感じません。新鮮な空気は各部屋に設けた給気口から自然に入ってくる仕組みです。給気口にはフィルターが入っているので、外のホコリや花粉などの異物はここでキャッチ。家の中に入れません。家中を締め切っていても空気は常に入れ替わっているので、いつも新鮮な空気です。

家の気密性能

24時間計画換気設備を使うには、家に一定の気密性能をもたせることが重要です。

せっかく24時間計画換気の設備を取り入れても、家が隙間だらけで、空気が自然に入ってくるようでは、いくら換気しても上手く機能してくれません。家全体を計画的に換気しようとすれば、気密性能が重要です。

また、隙間があるとそこから、外のホコリや花粉などの異物も入ってきてしまいます。もちろん、夏の暑い空気、冬の寒い空気も入ってくるのでいくら空調設備を付けても効率は落ちてしまいますし、また、電源を切ったら、隙間からせっかく冷やしたり、温めた空気が逃げていってしまいます。

気密性能を上げると

  • 湿度と温度管理がしやすくなります。 空調設備や換気設備を使って、湿度と温度の管理が簡単にできます。
  • 省エネルギー効果。 空調設備の効率が高くなるので、光熱費の節約につながります。
  • カビ・ダニの発生を大幅に抑制できます。湿度と温度の管理がしやすくなるので、結露を防ぎ、カビ・ダニの発生を少なくすることができます。ハウスダストの減少につながります。

結露について

暖かい空気が冷たい面(サッシなど)に触れて温度が下がり、空気中に含まれる水蒸気が水滴となって現れることをいいます。結露は湿気と激しい温度差があるところにはどこでも発生します。家で結露が発生する場所といえば窓を思い浮かべる人が多いですが、そのほかにも暖房していない部屋の壁や、外壁(壁内)に発生しやすいのです。

家の中で結露がおこりやす場所 トイレ、浴室、押入れ、畳の下、部屋の隅、窓、タンスの裏、暖房していない部屋など

昔の日本の建物は、暖房といえば囲炉裏や火鉢など、外部と家の中の温度差があまりありませんでした。もちろん湿気が多いので防湿対策はされていましたが、結露対策はしなくても良かったのです。しかし、最近では家の断熱性能・気密性能が向上し、家の中が暖かくなって、外部と家の中に大きな温度差が生じるようになり、結露が発生するようになってしまいました。不十分な断熱性能・気密性能では結露が発生してしまいます。結露対策には、高い断熱性能・気密性能を持たせることが重要です。

結露が長期間続くとカビが発生します。カビは胞子を飛散させ、その胞子はぜんそく、アレルギー、など疾病の原因となります。また、カビはダニのエサとなるのでダニも発生してしまいます。

結露対策

  • 湿気を出さない 室内の湿気を少なくする。湿度が60%以上にならないようにする。
  • 空気の流れをよくする 24時間計画換気設備の設置
  • 家の断熱性能、気密性能を強化する 通常、暖房を切る夜中から朝にかけて空気が冷やされ空気中の水分が家のあちこちで結露してしまいます。床・壁・天井の断熱はもちろん、窓も断熱性能の高いものを使い部屋の温度が下がらないようにします。

カビについて

カビが好む環境

  • 温度が20~35℃前後
  • 湿度が70%以上
  • 栄養源 アカなどによる汚れ、石けんのカス、壁紙及び壁紙のノリ、結露した水、加湿器の水等

湿気対策、結露防止が一番効果的です。

ダニについて

ダニは昔に比べて増えているといわれています。その原因は、不十分に断熱性能・気密性能の高い住宅や冷暖房の普及があります。年間を通して室内環境が快適になっています。この環境はダニにとっても快適なんです。ダニの生息しにくい環境を作るには、家の高い断熱性能、気密性能、換気が重要です。

住まいには多くの種類のダニが生息しているといわれています。その中で、アレルギー原因となるのはチリダニの類。ふとんやカーペットにすみつき、人のフケやアカをエサに生息しています。

ダニの好む環境は

  • 温度が20~30℃
  • 湿度が60%以上
  • エサになるものが多い(フケ、食べかす、カビなど)
  • 卵を産む場所がある(ふとん、カーペットなど)

とされています。

アレルギーの原因

ダニ自体(生きているもの)は原因になりません。そのダニのフンや死骸がハウスダスト による症状を引き起こす最大の原因となります。

ハウスダスト対策は

  • 有効対策としては<換気、掃除、日干し>です。できるだけ毎日掃除することが基本です。
  • 結露しない家にして、ダニのえさになるカビの発生を抑えます。家の断熱性能、気密性能の向上。
  • 家の換気をする。空気の滞留がないように換気します。窓を開けるのも効果的ですし、24時間計画換気システムも有効です。
  • フローリングよりもカーペットの方がダニのすみかに適しています。ダニ対策としては、フローリングをお勧めします。

ハイブリッドソーラーハウスはダニが少ない

部屋の温度を下げないことが結露防止につながります。ハイブリッドソーラーハウスは全室24時間暖房です。部屋間の温度差も生じず、結露の発生が少ないので、ダニの発生が極端に少ないことが実証されています。

ハイブリッドソーラーハウスダニ( ハウスダスト )未検出

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